ビットコイン急上昇、半減期直前に1万ドル突破

8日、ビットコインが1万ドル（約106万円）を突破した（コインマーケットキャップ参照）。
暗号資産市場で注目が集まっているビットコインの「半減期」に約4日と迫る中、ついに大台に乗った。
ビットコインが1万ドルに回復したのは今年2月20日以来、約80日ぶりである。
ビットコインは5月に入ってから約95万円前後を行き来していたが4日に92万円台に下落。
その後は右肩上がりで上昇を続け、昨日になって急騰し、1万ドルの壁を突き抜けた。
記事執筆時点で、昨日から約8%以上の上昇を記録し、現時点でも続伸中だ。
ビットコインの半減期は約4年に1度行われている。
前回の半減期は2016年7月9日。
当時は1ヶ月半前から価格が上昇し始め、3週間前にピークを迎えた後に反落した。
4年前と比べ、ビットコインの市場規模は拡大の一途であり世界中に普及し始めている。
そのため、国際情勢やグローバルな金融市場の影響も受けやすく、一概に前回の半減期と比較はできない。
ただ、複数の海外メディアの報道によると、今年4月以降、Googleでは半減期の英語表記である「bitcoin halving」が検索ワードで急上昇していることが判明している。
今回、ビットコインの1万ドル突破も様々な要因が推測されるが、半減期間近であることが上昇材料ではないかと見る専門家が多い。