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余剰電力で暗号資産マイニング、ウクライナ政府が検討

ウクライナのエネルギー環境保証省が新型コロナウイルス感染症・COVID-19の影響で余剰電力が発生したことを受け、余った電力の活用方法として暗号資産のマイニングを提案していることがわかった。
6日、同省の声明によって明らかになった。
声明によると、COVID-19の影響により各都市でロックダウンが発生し、ウクライナの原子力発電所で余剰電力が発生しているという。
これをエネルギー省は非常に深刻な問題だと指摘し、新たなアプローチを適用する必要があると述べている。
またウクライナのVolodymyr Zelensky大統領が、国家としてのデジタル化への道筋を明確に定義していると説明。
その上で、電力の余剰「負債」を「資産」に変える方法として暗号資産マイニングを新たなアプローチの1つとして検討したいと述べた。
エネルギー省は原子力発電所の近くにデータ処理センター(DAC)を設置することを検討しており、4つの原子力発電所を運営している国営会社Energoatomに対しこの可能性について調査を依頼している。
ロシアの暗号資産メディアであるForklogによると、Enegoatomは暗号資産マイニングの可能性や技術的な問題について調査し、8日までに返答するとのこと。
ウクライナは原子力発電要領で世界第8位に位置しており、Energoatomは同国の電力需要の約55%を供給している。