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暗号資産取引所SBI VCトレード、前年比17倍の利益を報告

SBIホールディングス傘下の暗号資産取引所SBI VCトレードは、2020年3月期通期累計(19年4月~20年3月)の税引前の利益が61億7100万円になったことを明らかにした。
4月28日に行われたSBIホールディングスの決算説明会で報告した。
決算説明会によると、前期のSBI VCトレードの利益は3億5800万円だったことから、この1年で同社の利益は約17倍と大幅増となった。
SBIホールディングスは今後も暗号資産事業を拡大していくことを説明。
傘下のSBI FXトレードで、暗号資産のCFD取引(差金決済取引)を開始するための準備を進めていることを発表した。
また、併せて同じく傘下のモーニングスターの2019年9月末時点の個人株主1万4376名を対象とした暗号資産リップル(XRP)の株主優待を実施し、約2800名にXRPを付与(2020年3月末時点の優待行使比率は約19%)したことを明かした。
今後はモーニングスターの株主だけでなく、SBIグループ株主に向けてXRPを株主優待として贈呈し、SBI VCトレードの口座数の拡大を図るという。
決算説明会では、本日5月1日から施行される「改正資金決済法」のSTOをめぐる法改正について触れた。
SBI証券も参画する日本STO協会を通じ「証券会社を中心に様々な知見を結集し、国内における法令遵守・ 投資者保護を徹底させたSTOのビジネス機会を模索・実現する」と表明した。
今回の説明会を通して、SBIホールディングスはグループ会社や提携金融機関と連携して、暗号資産事業の拡大に力を入れている様子が伺える。