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白川郷、ブロックチェーンで宿泊管理

継承と躍進をミッションに掲げる地域商社「合掌ホールディングス」は、台湾の宿泊サイト「OwlTing Japan」と提携し、世界遺産「白川郷」の合掌造民宿にブロックチェーン技術を活用した宿泊予約システムを導入した。
27日、合掌ホールディングスがプレスリリースにて発表した。
国内外から年間170万人以上の観光客が訪れる世界遺産・白川郷には合掌造民宿、ゲストハウス、旅館、一般民宿など約40施設がある。
その中でも合掌造りに宿泊できる合掌造民宿は、客の7割以上が外国人観光客だという。
しかし、これまで合掌造民宿での予約受付は電話・FAXのみで、予約管理は紙の台帳で行われていたため、オーバーブッキング、ダブルブッキングなど数多くの問題が生じていた。
また海外のお客にとって電話・FAXでの予約はハードルが非常に高く、空室があるにも関わらず、近隣都市に多くの宿泊客が流れてしまう状況になっていた。
既存の予約システムや、宿泊予約サイトを導入すると、簡単に問題は解決すると思われがちだが、ほとんどの民宿の女将は年配の方が多く、システム導入は試みたものの継続的に運用できないのが悩みの1つだった。
そこで合掌ホールディングスはこれらの状況を打破するために、OwlTingと協業し予約管理のデジタル化を実現させた。
合掌ホールディングスと提携したOwlTingが提供する「OwlNest」のシステムでIT化を進めることにより、民宿が本来持っている「人情」、つまり接客に多くの時間を割くことができるよう、従来の”紙の台帳”から”スマホ・タブレットの台帳”での予約管理を実現化することに成功した。
OwlNestのシステムは、ダブルブッキングによるトラブルを未然に回避することが可能で、宿泊予約管理にかかる手間を大幅に削減するとともに、事前決裁など業務効率のアップと管理利益のアップを同時に目指すことができるとしている。