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NECとシスコ、ブロックチェーンでサイバー攻撃対策

「NEC」と、世界有数のIT関連会社「シスコシステムズ」は17日、サイバー攻撃対策で協業すると発表した。
両社は、不正検知技術とNECのブロックチェーン技術を組み合わせることで、製品出荷前・構築時・運用中の真正性(ネットワーク機器などが、メーカーが設計、製造した状態から意図せず改変されていないこと)を確認するプロセスを強化する。
両社の通信機器を利用するユーザーは、ブロックチェーンのシステムを参照することで、機器の出荷前から社内ネットワークの運用開始まで一貫して、機器が正常な状態であることを確認して利用できる。
通信機器に不正な仕掛けが施され、サイバー犯罪に悪用される手口を防げるとして、防衛産業や公共インフラを手掛ける企業などを中心に販売していくという。
対応製品は2020度より順次提供を開始される予定だ。
すでにシスコ製品での実験は終わっており、今後はNEC製品についても、改ざん検知技術を実装し、製品の真正性を高めていくという。
さらに、こうした取り組みを運用中・増設時・保守時など、今後、安全保障領域や重要産業インフラ向けネットワーク機器をエンドツーエンドで監視・管理出来るように、サプライチェーン情報などの管理にも拡張していく予定だ。