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バイナンス、シンガポールで新たな決済法に基づきライセンス申請

大手暗号資産取引所バイナンスが、シンガポールでの営業ライセンス申請を行ったことがわかった。
17日、ブルームバーグが報じた。
バイナンスCEOのCZ氏はブルームバーグの取材に対し、「すでに申請済みだ」と回答。
また、「非常に早い時期に申請を行った。シンガポールのチームは規制当局と密接にやり取りを交わしている」と述べ、今年1月に新たな決済法が施行されてから短期間で行動に移したことを示唆した。
この決済法は暗号資産を含む電子決済サービスの枠組みを強化し、消費者保護と電子決済利用に対する信頼を高めることを目的としている。
これに基づき、暗号資産サービスや電子決済サービスを提供する企業はシンガポール金融管理局(MAS)にライセンス申請を行う必要がある。
バイナンスは昨年7月に「バインナス・シンガポール」を設立。
シンガポールの法定通貨・シンガポールドル(SGD)で暗号資産取引が可能となり、国内で非常に人気が高まっているようだ。
バイナンスは一昨年にシンガポールの国有企業傘下・Vertex Ventureから出資を受けるなど、シンガポール政府との関係も良好とみられる。
今回、バイナンスがすでにライセンス申請を表明しているリキッドやルノといった他大手暗号資産取引所よりも早く動き出した背景には、シンガポールのユーザーや規制当局からの信頼をより多く獲得し、同国での地盤を強化する狙いがあるものと思われる。