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JASRAC、ブロックチェーンを用いた著作権管理を実証実験

一般社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は4日、ブロックチェーンを活用した音楽作品情報の登録と共有に関する実証実験を実施すると発表した。
プレスリリースによると、実証実験は今年2月17日から3月13日までの期間で実施される予定。
JASRACに著作権を委託している音楽出版社の参加を募るという。
実証実験はJASRACへの様々な申請手続きの簡素化を想定して行われる。
概要としては、まず音楽コンテンツの存在証明として「デジタルコンテンツのハッシュ値」と「創作者のID」、そして「時刻証明情報」をブロックチェーンに記録。
次に上記の記録されたコンテンツ情報にメタデータ(付属情報)を追記。
そして記録の作成者が第三者に閲覧・追記権限を付与するといったシステムだ。
JASRACはこのシステムを作家や音楽出版社など、コンテンツの権利者が利用できるようにWebアプリケーションの開発も見据えているという。
JASRACはプレスリリースの最後において「ブロックチェーン技術を始めとする先進技術の検証・活用を通じて、音楽著作権管理の信頼性・透明性の向上、管理の効率化を図り、これにより作詞者・作曲者、音楽出版社等の権利者への対価還元(著作物使用料の分配)の質・量を高めることで、音楽産業・音楽文化の発展に寄与して参ります」と述べた。