2020.01.06
ベネズエラのマドゥロ大統領は、同国の独自暗号資産ペトロによる石油や金の販売が開始されることを明らかにした。
3日、ロシアのタス通信が伝えた。
今回、マドゥロ大統領はペトロでの販売に際し「石油や鉄鋼、鉄、アルミニウムの販売契約は既に締結している。金の一部もペトロで販売する」と説明したという。
ベネズエラは暗号資産を同国の日常生活にうまく導入しようとしている。
昨年12月、政府は年末年始に合わせてペトロの給付を年金受給者と公共部門の従業員にボーナスとして1人あたり60ドル(約6600円)を支給した。
また、マドゥロ大統領は「国内の600万世帯が新年の休暇中に商品やサービスを購入するためにペトロを使用した」と語り、同国内の5万の事業者が決済にペトロを受け入れることに同意済みだとも述べている。
ベネズエラは2018年2月にペトロを発行。
同通貨は、同国が保有する3000万バレル(約48億リットル)の原油で裏付けされている。