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名門サッカークラブのユベントスが独自トークンを発行

イタリアのプロサッカーリーグ・セリエA所属の名門クラブ「ユベントスFC」が独自トークン「ユベントスファントークン」(JUV)を発行した。
世界に4億人以上いると言われるユベントスのファンに向け、クラブ運営に関する投票権を与え、ファンとクラブの新たな関係性を創出することが狙いだ。
1JUVに対して1票が与えられ、最初の投票では2020年のクラブ公式ソングを決める予定。
今回のトークン発行にあたっては、スポーツ向けのブロックチェーンプラットフォームを提供する「Socios.com」と提携しており、1JUVあたり2ユーロ(約240円)でファンに販売される。
なお、JUVの発行枚数は限られている。
一部トークンはSocios.comが提供する拡張現実(AR)アプリ「トークン・ハント」をプレイすることで無料入手が可能とのことだ。
今回のようなプロスポーツクラブのトークン発行の背景には、クラブの本拠地から離れた地域にいるファンとの繋がりを深める狙いがある。
欧州のサッカークラブがトークンを発行する事例は増えてきており、例えばフランスの「パリ・サンジェルマン」やスペインの「アトレティコマドリード」、イングランドの「ウェストハム」などがトークン発行を企画している。
また、国内においても現在J2所属の「FC琉球」がGMOコインと相互協力し、新ファンクラブサービス「FC琉球コイン(仮名)」の2019年度内リリースを目指すと今年8月末に発表している。