世界初…ドイツの航空会社がブロックチェーンで航空券を発行

ドイツの航空会社・Hahn Airは今月18日、航空会社としては初めてブロックチェーンで航空券を発行した。
同日、プレスリリースにて明らかになった。
また、旅行業界向け分散型プラットフォームのWinding Tree社と連携することも発表された。
Winding Tree社は、旅行業界にブロックチェーンシステムを導入し、消費者、ホテル、航空会社に利便性の高いシステムを提供して、高額な手数料を撤廃するなど業界を改善しようとしている企業である。
Hahn Airのシステムは、Winding Treeのプラットフォームを介して、予約プロセスなどを管理する。
決済では、現金、クレジットカード、または暗号資産（イーサリアム、またはLIFトークン）で行うことができる。
LIFトークンとは、Winding Tree社が提供するイーサリアム・ベースのトークンである。
ブロックチェーンの技術を使うことで、仲介者（旅行代理店）なしで予約プロセスを行うことができ、コスト削減を行えるほか、分散型台帳で保存されるため、偽造や改ざんが出来ない点がメリットとして挙げられる。
Hahn Air社のセールスエンジニアリング責任者Frederick Nowotny氏は、「消費者に広く受け入れられるのは先のことかもしれないが、この技術が旅行業界にどのような可能性をもたらすのか調査し、検証することが今回の目的だ」と説明している。