中国新華社通信、ビットコインを一面に掲載

中華人民共和国の国営通信社である新華社通信が、「ビットコインはブロックチェーン技術で最初に成功したアプリケーションだ」と報じたことが分かった。
今月11日、ビットコインに関する話題を一面に掲載した。
新華社通信には「ビットコイン・ブロックチェーン技術で成功した最初の事例」と題したものが書かれている。
記事内ではビットコインについて「国内の法律や国家の信用によってサポートされている紙幣とは異なり、ビットコインは現代のインターネットテクノロジーによって生まれたものだ」と解説した。
また、記事では暗号やマイニング、半減期などに触れ、ブロックチェーンの仕組みについて詳しく語っている。
そして、その一方で記事ではビットコインのネガティブな面としてダークウェブでの取引をあげ、価格の変動についても警告を鳴らした。
「ビットコインの価格は大きく変動する。ビットコインは単なるデータの集まりで、実際のお金や商品にリンクされていないため、価格の安定性を確保することは難しい」と見解を述べた。
先月、中国の習近平主席によるブロックチェーン技術の発言以降、国内では暗号資産の注目度が急浮上したが、中国共産党は投機的な行動を慎むよう投資家に注意喚起している。
一方、中国政府は今月6日、「暗号資産マイニング産業」廃止リストを撤回。
事実上の暗号資産黙認の可能性が浮上している。