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ステラがカンファレンスを開催…「一般の人々に役立つのが目標」

今月4日〜5日にメキシコで開催された暗号資産ステラ(XLM)のカンファレンスの模様が、ステラの公式サイトで公開されている。
同サイトによるとカンファレンスの参加者は約350人だったという。
今回のカンファレンスではFacebookが主導するリブラの影響もあり、暗号資産の規制について活発に議論が行われた様子だ。
ステラの開発者の1人であるJed McCaleb氏は、「一般の人々に役立つのが目標」と語った。
Jed McCaleb氏はリップル社の共同創業者でもあり、いわゆる暗号資産業界の大物として知られている。
また、同氏は「ビジネス利用においてステラはイーサアリアムのネットワークよりも優位性がある」と持論を展開した。
メキシコではステラが開発した送金アプリ「Saldo」が金融当局から認可されており、今後国内外での展開が期待されている。
Saldoの開発者Marco Montes Neri氏は、「実際に人々にお金を使ってもらうなら規制機関の協力は欠かせない」と課題を述べた。
ステラは同社が開発するブロックチェーン・Stellar Ledger上で発行される暗号資産。
元リップルの開発者らが中心となって作られ、2014年7月31日に公開された。
基本的な仕組みはリップルと似ている点が多く、ビットコインよりも処理が高速で手数料が安価なのが特徴だ。
ただ、リップルとステラの違いはリップルが銀行間取引など企業向けを重視しているのに対し、ステラは個人間決済での利用を重視しているところにある。
ステラはすでに世界中の暗号資産取引所に上場しており、公開から約5年間でステラのブロックチェーン上には300万の個人口座があり、4億5000万件以上の決済が行われという。
今月12日に日本国内でもコインチェックで上場予定だ。
運営元の「ステラ財団」がステラ発行枚数の半分を4日にバーンしたことでも話題となり、価格が上昇傾向にある。