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ソフトバンク、ブロックチェーン用いたキャリア間決済システム構築で日本IBM・TBCASoftと戦略的提携

国内大手通信事業者ソフトバンクは23日、「キャリア間ブロックチェーン・ソリューションにより通信業界に変革をもたらす戦略的提携の構想」と題し、世界的大手IT企業であるIBMの日本法人・日本IBMと、通信事業者向けブロックチェーンプラットフォーム開発会社・TBCASoftとの戦略的提携を発表した。
プレスリリースによると、TBCASoftは技術とソリューションを、日本IBMはブロックチェーン技術・ノウハウ・ソフトウェアソリューションを、ソフトバンクは通信事業者としての知見を提供。
3社はTBCASoftやソフトバンクなど、世界の通信事業者によって組織された「Carrier Blockchain Study Group(CBSG:キャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループ)」を通じて通信事業者のブロックチェーン技術活用に向けて取り組んでいくとしている。
またCBSGが実用化を目指す、海外にいる携帯電話ユーザーが現地店舗で自身のモバイル決済アプリケーションの使用が可能になるキャリア間クロス決済システム「CCPS(Cross-Career Payment System)」についても言及。
CCPSによって異なる通信事業者間での取引記録や清算の最適化を図り、ネットワーク間での相互運用が実現することで、携帯電話ユーザーは既存の決済加盟店ネットワークを簡単に利用できると説明した。
さらに、2020年にこのCCPSを首都圏中心に本格導入することも発表。
ソフトバンク株式会社の執行役員兼、法人事業統括グローバル営業本部の本部長である野崎大地氏は、今回の発表に際し以下のように述べた。
「CCPSプラットフォームのファーストアダプターとしての知見を生かし、このプロジェクトに貢献できることを誇りに思います。通信業界から発信されるブロックチェーン技術および取り組みを通して、世界中のキャリアと一丸となって、これからもエコシステムの変革に 取り組んでいきます 」
3社間の最終契約の詳細は今後数ヶ月以内にされる予定だ。