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バイナンス、中国人民元建てOTC取引サービス開始。WeChat・Alipayと連携

大手暗号資産取引所バイナンスは9日、中国人民元(CNY)建てOTC取引の開始を発表した。
現在、中国では中国に拠点を置く暗号資産取引所の運営禁止や、人民元を用いた暗号資産取引を禁止されており、売り手と買い手が直接売買するOTC取引を国外取引所で行う流れが主流となっている。
今回のOTC取引開始は、そういった中国の暗号資産事情を踏まえた上で、中国でのシェア拡大を図るバイナンスの事業戦略の一環で行われたものだ。
OTC取引の対象銘柄は、BTC・ETH・USDTの3銘柄で、利用可能ユーザーはアンドロイド版バイナンス(Ver1.12.1)を使用していて、なおかつ30日以上アカウントを保有しているユーザーに限られる。
今後、iOSやWebブラウザへの対応も予定しているという。
また今回のOTC取引サービス開始に際して、メッセージアプリ「WeChat」とオンライン決済サービス「Alipay」で人民元を入金できることが、バイナンスCEOであるCZ氏の発言で判明。
中国国内において絶大な影響力を持つ2社との提携は、バイナンスが注力する中国事業を後押しする形となりそうだ。
すでにバイナンスは米国版となるバイナンスU.Sのローンチを行うなど、世界各国で様々なサービスを展開している。