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ステラ開発財団がインフレ機能の無効化を提案

ステラブロックチェーンを開発する「ステラ開発財団」(SDF:Stellar Development Foundation)は10月1日、 独自ネットワークの暗号資産ステラ(ルーメン=XLM)のインフレ機能を次回アップグレードで無効化する提案を行った。
ステラにはインフレ機能が搭載されており、新たなXLMトークンが毎年およそ1%の割合で新規発行されている。
ステラネットワークでは、100XLM以上を保有するアカウントの投票によって承認されると新しいトークンが毎週配布され、これがインフレを起こす。
SDFによると、現在のインフレ機能はネットワーク全体にとって好ましいものではなく、さらに現状では充分な投票数を得ているプロジェクトが2〜3に留まっているという。
また同財団の創設者は、「投票制度を利用してネットワークに貢献をしている参加者は、インフレを承認するために投票するというよりは、むしろ寄付的な意味合いで投票に参加している」と説明し、インフレ機能の本来の目的が果たせていないと見ているようだ。
SDFはインフレ機能の無効化を提案し、既にバージョン12のコアネットワークではインフレ機能を無効化している。
今回の提案はステラネットワーク参加者の承認が必要で、SDFはこの提案の承認を参加者に推奨している。