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ビットコイン、未明に85万円台まで急落。原因は機関投資家による売り増しか

25日未明、それまで105万円台付近を推移していたビットコインが突如暴落。
一時85万円台にまで落ち込んだ。
ビットコインが100万円台を下回ったのは今年6月19日以来、85万円台になったのは5月末以来だ。
今回の急落劇に関して、専門家などの間では様々な憶測が流れている。
主なものとしては「Bakktに対する失望売り」「機関投資家による売り増し」「ビットコインのハッシュレート急落による売り増し」などが挙げられている。
どの要素も断定するまでには至っていないが、少なからずこれらが全く影響していないと言えないのは確かだ。
先日開始されたBakktのビットコイン先物取引は、かつて「史上最高の強気イベント」とまで言われたが、蓋を開けてみれば低調な動き出し。
まだ判断するには時期尚早であると思われるが、この状況を市場は冷ややかな目で見たようだ。
また、世界最大のモバイルウォレット・Blockchain.comのデータにおいて、21日のデータ更新時に9800万TH/sあったビットコインのハッシュレートが、23日更新のデータで6738万TH/sまで急落。
最大40%以上の下落は、直近で挙がった中国の内モンゴル自治区におけるマイニング業者の操業停止案によるなんらかの影響ではないかといった憶測も流れているほどだ。
現在はこの異常値とまで言える数値は回復し、急落前の水準まで戻っているが、以前原因はわかっていない。
いずれにせよ、これまで膠着状態にあったビットコイン相場が一気に下落へ傾き出したというのは、市場の緊張感をより高めるトリガーとなったのは間違いない。
昨年と同じようなチャートを描くか、それともここから上昇トレンドに戻すのかは、しばらくの攻防に委ねられたと言っても過言ではない。