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リップル18%以上急騰、イーサリアムなどアルトコインが軒並み急伸し復活か

18日、リップル(XRP)が前日比18%以上の33円台にまで急騰した。
この急騰劇の背景には、米大手暗号資産取引所コインベースがリップルと提携し、リップル社のxRapidを利用するのではないか、という期待があると見る声が多数挙がっている。
その発端となったのは、今月13日にパリで行われた経済協力開発機構(OECD)による「グローバルブロックチェーンポリシーフォーラム」内での発言だ。
リップルのグローバルマーケティング責任者であるBreanne Madigan氏は、暗号資産XRPを活用したxRapidを有効活用できる企業の一例としてコインベースを挙げた。
Madigan氏は、6月に提携を結んだ国際送金大手マネーグラムで、米国在住者がメキシコ在住者へメキシコペソを送る場合、以下のようなケースが考えられると述べた。
「マネーグラムとの提携を通して、“我々の起源”と呼んでいる取引所に(米ドルを)送る。米国ではコインベースがその一例だ。米ドルはそこでXRPに交換され、国境を超えてメキシコのBitsoなどのローカル取引所に送られる。BitsoはXRPを受け取り、メキシコペソに交換する。そしてマネーグラムユーザーはそのメキシコペソを直接受け取る」
これはxRapidを用いた取引で、法定通貨をXRPに一時的に交換する際の「中継役」として推奨した形と見ていいだろう。
この発言がXRP保有ユーザーの間で拡散され、市場における期待感に繋がった可能性が高い。
また、18日の暗号資産市場はイーサリアムが7%、ステラが17%上昇するなど、他アルトコインの躍動が際立って目に付く。
アルトコイン急騰のシグナルは先週末から見られていた。
14日、日本で人気を集めるモナコインが一時89%まで急騰。
同日ネムも一時26%まで高騰し、市場を盛り上げた。
そして16日、イーサリアムが高騰。
専門家の間では、イーサリアムネットワークのガス(手数料)が過去最高を更新しており、イーサリアムのワールドコンピューター(世界計算機)としての需要が高まっていることから上昇したのではないかという見方がなされている。
今日のアルトコイン上昇要因としては、本日米国でオープンする「Binance US」への期待感が表れていると見る関係者もいる。
いずれにせよ、上値の重いビットコインをアルトコインが猛追するという構図は、市場をさらに活性化させる起爆剤になりうる可能性があるだろう。