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米国Paxosが金と連動する

米国のステーブルコイン発行企業Paxosが、5日、金1オンスと1対1で連動する暗号資産「PAXゴールド(PAXG)」を発行したと発表した。
ニューヨーク州の金融サービス局(NYDFS)から認可を取得済みで、規制を受けた初めてのデジタル版ゴールド商品になる。
PAXGはPaxosの取引所「itBit」にて、法定通貨や金での売買が可能で、PAXGは現物の金にも償還できるという。
PaxosのCascarilla氏は「PAXGは、資産としてゴールドが抱える最も大きな問題の1つである「重さ」を解決できる糸口になる」と期待している。
そして「ゴールドは重くて運ぶのが困難なため、その価格に注目している投資家でも、直接ゴールドをトレードしたり所有するより、他のデリバティブ商品を選択する」と語った。
また、PAXGには、米国暗号資産貸付サービスの大手企業Genesis Global TradingとSALT Lendingの両社が興味を示しているという。
SALT Lendingは担保の1つの選択肢としてPAXGを採用する予定で、Genesis Global Tradingは貸付の保証金として利用する予定だ。
Genesis Global CapitalのMatthew Ballensweig氏は、「PAXGを活用すれば新たな金融サービスを機関投資家に提供できる。従来のゴールドの投資家もPAXGを所有することによって利益を得ることを望むと信じている。PAXGを担保にして現金を借りる人も出てくるだろう」と語った。
SALT Lendingの幹部Cascarilla氏とRob Odell氏は、PAXGを利用してゴールドに投資、所有する利便性は、暗号資産とゴールド両方の投資家を引きつけることができると考えている。