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米国では「Libra」よりビットコインの信用性が高い…米市場調査会社

米国では、フェイスブックが主導するステーブルコイン「Libra」よりもビットコインの方が信用されていることが22日、最新の調査で明らかになった。
市場調査会社CivicScienceはフェイスブックがLibraのホワイトペーパーを発表した6月中旬以降、米国成人1799人を対象に調査を実施した。
調査の結果、意見を表明した回答者のうち、ビットコインよりもLibra、およびそのデジタルウォレットの「Calbra」を信用していると答えたのは、わずか2%だった。
対照的に、ビットコインなどの暗号資産とLibraのどちらが信用できるかという質問には、40%がビットコインなどの暗号資産の方が信頼できると回答。
19%が「どちらも変わらない」と答え、39%が「わからない」と回答している。
ここまで述べた米国のLibraに対する関心の低さの背景には、米国上院の公聴会でも議論された、フェイスブックの個人情報データの取り扱いに対する懸念がある。
「個人情報保護」に関しては、回答者の77%がフェイスブックを全く信用していないと答え、ユーザーのプライバシー保護に関して、フェイスブックに対する評価の低さが浮き彫りとなった。
もちろんCivicScienceの調査結果は一例で、調査方法や調査対象などの要素で結果は違ってくる。
Twitterにおける感情分析では、リブラに関するツイート数で米国が全世界の43.8%を占め、世界で最も多かった。
肯定的なツイートこそ少ないとされているが、グローバルに見れば関心が高いことが示されている。
CivicScienceは、リブラへの不信感に関してはさらなる調査が必要だとして、次のように述べた。
「ビットコインが10年前にどこからともなく登場し、暗号資産のゴールドラッシュが起こしたことと同様に、世界有数の大企業が共同で独自の暗号資産を開発したときに何が起きるかなど誰にも分からない。注目すべきトレンドであることは確かだ」