米国上院、暗号資産規制における公聴会を今月末に開催

米議会上院の銀行委員会は、暗号資産とブロックチェーンにおける規制枠組みを調査するための公聴会を今月31日(日本時間)に開催するとホームページ上で発表した。
銀行委員会は、これまでにマネー・ロンダリング防止(AML)や相場操縦、ブロックチェーンのイノベーションなど暗号資産関連の公聴会を開催。
先日報じた通り、今月16日にもFacebookの暗号資産「Libra」に関する公聴会が開催されたばかりだった。
今回の公聴会では、具体的な法案に関して討論されるのか、又は実情調査に関して討論されるのか定かになってはいない。
現在、暗号資産取引所Poloniexの親会社「Circle」のCEO・Jeremy Allaire氏、カルフォルニア大学の法学教授・Mehrsa Baradaran氏、国会リサーチサービス機関の会員・Rebecca M. Nelson氏の3名が公聴会へ出席することが判明している。
トランプ大統領や財務長官は、先日、ビットコインなどの暗号資産について発言し、規制に準拠することに焦点を当てていることから、アメリカで暗号資産を禁止する恐れは極めて低いと有識者は見解を示している。
国会における暗号資産関連の公聴会は、今後の国内暗号資産規制の方向性を定める重要な発言が出る可能性があり、注目すべきイベントとなりそうだ。