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Bakktのビットコイン先物、現四半期中にリリースか

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社インターコンチネンタル取引所(ICE)が手がけている暗号資産プラットフォームのBakktは、以前より準備していたビットコイン先物取引を現四半期(7月〜9月)に正式ローンチする見込みであることがわかった。
米マーケット調査会社ファンドストラットのSam Doctor氏が、先週NYSEで開催された「Bakkt Institutional Digital Asset Summit」の内容をまとめた資料を公開したことで明らかになった。
Bakktは7月22日から現物受け渡しのビットコイン先物のテストを予定しており、このテストを経て正式ローンチする見込みと見られている。
ビットコイン先物取引は、ICEが運営する先物取引所「ICE Futures U.S.」で取り扱われる予定だ。
Bakktのビットコイン先物は、投資家が先物の指定受渡日にビットコイン現物を受け取るため、米シカゴ先物市場(CME)などのように指定受渡日に現金で受け取るビットコイン先物とは異なる。
Bakktのビットコイン先物取引の正式ローンチによって、ICE Futures U.S.で不正取引を排除した透明性の高い暗号資産の金融商品が取引可能になるため、多くの金融投資家をビットコイン投資に呼び込むと期待されており、機関投資家の暗号資産市場への参入を後押しする大きな要因となるだろう。
今回のサミットに参加した商品先物取引委員会(CFTC)の委員は「ビットコイン先物への需要は高まり続けている」と語り、ファンドストラット社のレポートでは伝統的な資産との相関関係が低く、インフレへの耐性がある暗号資産を機関投資家は無視すべきではないと主張している。