中国の裁判でBTCが初めて合法なバーチャル財産と認定される

中国の大都市・杭州で起きたビットコインをめぐる横領事件の裁判で、抗州地方裁判所は「ビットコインをバーチャル財産」としてその合法性を認めた。
18日、中国の国内メディア「新京報」が報道した。
杭州の裁判所によると、「ビットコインは権利の対象として、財産の価値、希少性を有し、『バーチャル財産』としての地位があると認識されるべき」と判断された。
なお、この法的承認は中国において初めての事例判断であり、ビットコインを含む暗号資産投資・取引を全面的に禁止している中国では、異例な裁判結果とされている。
抗州の裁判所の判断は中国におけるビットコインの取り扱いについて、今後、影響を及ぼす可能性もあり注目される。
中国事情に詳しい米国の著名暗号資産ファンドの創業者Dovey Wan氏は、今回の裁判の判例を「ビッグニュース」として取り上げ、「ビットコイン（保有）が中国の地方裁判所において、違法でなく合法と判断された」と述べ、昨日、ビットコインが10%以上の急反発をした好材料の1つではないかと指摘した。