カナダの暗号資産取引所が、市税のビットコイン決済サービスを提供へ

カナダで暗号資産取引所や決済サービスを手掛けるCoinberry社は、同国の自治体と市税の支払いにビットコイン決済の処理を提供することを発表した。
15日、Coinberry社の公式サイトで明らかにした。
現在、Coinberry社は、カナダの主要都市・リットモンドヒル市と市税のビットコイン決済について協議を開始しているという。
Coinberry社が同国の自治体と提携するのは2件目だ。
すでにリッチモンドヒル市に近い大都市・イニスフィル市と提携をしている。
市税の納税サービスが開始されているイニスフィル市の例では、Coinberry社は複数の暗号資産からカナダドルに換金し、固定資産税の支払い処理を提供している。
このやり方であれば、自治体側は暗号資産を保持する必要がない。
リッチモンドヒル市にも同様の仕様が適用されるとみられている。
リッチモンド市の関係者によると、同市はCoinberry社の技術を市税だけでなく他の公共サービス支払いにも取り入れる可能性があるという。
早ければ今年9月末にもサービスの提供がスタートされる見込みだ。
リッチモンドヒル市のジョー・ディ・パオラ副市長は今回の決定について「我々は、イニスフィル市へのCoinberry社のデジタル通貨決済サービスの導入成功例を見てきた。コストもリスクもない（中略）、同じことをしようと迅速に決断した」と述べた。