バイナンス、韓国で法定通貨建て暗号資産取引所を開設か

大手暗号資産取引所・バイナンスが韓国で暗号資産取引所を開設する計画があると、韓国の暗号資産メディア「blockinpress」が16日に報じた。
バイナンスのCEO CZ氏は、blockinpressのインタビューで「韓国進出の詳細は知らない。だが、韓国のパートナーと話をしているのは確かだ」と語り、本件に関して多くは語らなかったものの、今後の進展について示唆した。
しかし、バイナンスの担当者は同社の韓国進出を「現時点では事実ではない」と否定。
韓国を拠点とするフィンテック企業・BxBと協議を進めたことはあるが、具体的な決定事項はないとしている。
同社は昨年7月に韓国で行われた「Blockchain Partners Summit in Seoul」で韓国市場の重要性を強調し、のちに同国でのコンプライアンス担当の求人を行うなど、同国での取引所開設の可能性に含みを持たせていた。
もし韓国で法定通貨建ての取引所を開設すれば、先週開設した「バイナンス・シンガポール」に続いて4つ目の法定通貨建て取引所となる。
また、暗号資産人気の高い韓国と、すでに進出を表明しているアメリカに取引所を構えるということになれば、将来的に日本への事業拡大の可能性も大いに考えられるため、注目すべき一件であると言える。