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リップル社が出資…XRPバンキングアプリを初公開

5日、リップル社投資部門が出資するスタートアップXRPL Labs社の創設者Wietse Wind氏が、自身のツイッターで開発中の「XRPバンキングアプリ」のUI(ユーザーインターフェース)を公開した。
XRPL Labs社はXRPコミュニティの3人の開発者が昨年10月に設立した、XRP向けのバンキングアプリを開発するスタートアップである。
現在開発中のアプリは「Xumm」と呼ばれ、ユーザーはアプリ上で金融機関との接続なしにユーロ、米ドル、XRPやその他通貨を保有できる。
このアプリの特徴は、これが単なるウォレットアプリではなく、バンキングアプリであるという点だ。
つまり、ユーザーが持つ一般的な銀行口座と接続する必要がなく、このアプリ自体が銀行口座になる仕様となっている。
これまでの暗号資産ウォレットでは、暗号資産取引所や銀行口座から、ウォレットに間接的に預金するという形で資産を移動するという方法が一般的であった。
しかし、このアプリの場合はその必要がない。
同アプリにはXRPの送金・着金機能、取引履歴、メッセージ送受信機能などが搭載される予定だ。
前述のWietse Wind氏は、先月末にオランダ・アムステルダムで開催されたイベントにて、「このアプリは、銀行界とデジタル資産の橋渡しとして設計されている」と述べ、今回のデザインについて以下のように想いを語った。
「このアプリは、技術オタクのためのものではない。我々は、自分の母親でも使える、さらには使いたいと思うアプリを作っている」
同氏は、「今週、『面白い打ち合わせ』がある。非常に楽しみだ」と述べ、銀行業を営むためのライセンス取得に向けた打ち合わせの存在をほのめかした。
Xummは、今後、事業者向けのプラットフォームやAPIを開発する予定だ。