ロシア議会、暗号資産法案が２週間以内に可決する見通し

ロシア議会下院にあたる国家院は、今後2週間以内に暗号資産についての法案とICOを合法化する見込みであることが分かった。
19日、ロシアのメディアのタス通信が報じた。
この暗号資産についての法案は「デジタル金融資産（DFA）について」と題して、国家院と財務副大臣Alexei Moiseev氏が審査をしており、今後2週間のうち可決する見込みだという。
また、Alexei Moiseev氏がタス通信に伝えた内容によるとICOは暗号資産とは別個の法案として通される予定で、クラウドファンディングに関する法律の下に位置づけされるという。
一方で、ロシア議会下院金融市場委員会のAnatoliy Aksakov氏が現地ラジオのKommersant FMに出演した際、ロシアはフェイスブックの暗号資産リブラの国内流通を合法化する予定はないと明言した。
Anatoliy Aksakov氏は、リブラに限らず、国内経済を脅かす恐れのあるパブリックチェーンの暗号資産が合法化される可能性は少なく、取引所などの流通プラットフォーム自体の存在も厳しく規制されていく予定だと語った。