バイナンス、ビットコインに裏付けられたステーブルコインを発表

世界最大の暗号資産取引所であるBinanceは、同プラットフォームが提供する独自ブロックチェーン「Binance Chain」を活用して、ビットコインに連動するステーブルコイン「BTCB」の発行を発表した。
17日、バイナンスの公式ツイッターで明かされた。
BinanceChainを利用する分散型取引所（DEX）で、互換性を持つ通貨の取引を可能にすることが目的とされる。
Binanceのステーブルコインの発行については今月6日、「2か月以内に独自のステーブルコインを発行する」とBloombergが報じていた。
BTCBは、100％ビットコインに裏付けられており、バイナンスチェーンで発行される。銀行を通して準備金の裏付け確認が困難な「テザー」とは異なり、暗号資産による準備金は監査が簡単になる。
BTCBは、BinanceでBTCB /BTC取引で入手可能で、その後BinanceのDEXに送金可能になるという。
バイナンスのジャオ・チャンポン（CZ）氏は、今回の発表に先駆けて9001BTCを移動したと自身のツイッター上で公表。
これは、BTCBの準備金に使われるとみられている。
裏付け資産に対する信用問題で揺れるテザー社とUSDTと比べ、透明性の高いバイナンスがビットコインに準拠したステーブルコインの発行することには、業界からも期待が高まっている。