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アマゾンでイーサリアム決済実現…対応銘柄追加も検討

世界最大級のネットショッピングサイトであるアマゾンで、暗号資産イーサリアム(ETH)決済を可能にするブラウザ拡張機能を暗号資産決済企業のCLIC社とOpporty社が連携して開発していることがわかった。
現地時間13日、大手情報発信サイト「GLOBE NEWSWIRE」に共同で出されたプレスリリースでわかった。
イーサリアムのネットワークでは1秒間平均でおよそ20のトランザクションを処理するが、アマゾンのホームページでは毎秒300以上の処理がなされるため、本来、暗号資産との互換性は低い。
CLIC社とOpporty社はその問題の解決を図るため、ビットコインのライトニングネットワークに対応する形でイーサリアム創設者 ヴィタリック・ブテリン氏が過去に提案した「Plasma Cash」技術を導入したという。
Plasma Cashとは、イーサリアムのスケーラビリティ改善を目的として作られた「Plasma」という技術を改良させたもので、Plasmaの課題であった取引の追跡や処理データの削減の問題が解消されたものだ。
両社の関係者によると、これにより大手決済企業のVisaやマスターカードを上回る決済速度を持つ可能性があるという。
対応銘柄はまずイーサリアムのみとなるが、今後、ERC20やERC721基準の暗号資産も追加していくとのことだ。
今年4月に暗号資産決済スタートアップのMoonがブラウザ拡張機能「Moon」を開発し、米アマゾンでの暗号資産支払いが可能になったと発表して話題を集めた。
イーサリアムネットワークで機能する暗号資産はそのMoonの対応銘柄を遥かに上回る数があるため、よりユーザーの利便性が見込めるのではないだろうか。