楽天とJR東日本がキャッシュレス化推進で提携

楽天グループの楽天ペイメント株式会社とJR東日本は5日、都内で共同記者会見を開きキャッシュレス決済事業で提携すると発表した。
今回の提携で、楽天ペイメントが運営するアプリ「楽天ペイ」内でJR東日本が提供する「Suica」の発行やチャージが可能になり、全国の鉄道約5000駅とバス約5万台、そして交通系電子マネーとしてコンビニなど約60万店舗で利用が可能になる。
サービス開始時期は2020年の春頃としている。
また、楽天ペイメント代表取締役社長の中村晃一氏は、楽天ペイでSuicaをチャージすることで、楽天ポイントを付与することを示唆している。
対応端末は、現在はおサイフケータイに対応したAndroid端末のみとなっており、iPhoneへの対応は今後検討していくという。
キャッシュレス決済領域において、楽天グループが他社と提携を結ぶのは初めてだ。
JR東日本においては暗号資産取引所ディーカレットに出資しており、同取引所の代表取締役社長である時田一広氏が、暗号資産でSuicaにチャージができるサービスを検討していると述べるなど、話題を呼んだ。
楽天ペイメントとJR東日本はキャッシュレス決済を推進すべく、今後も様々な分野で協業を検討していくという。