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自称サトシ・ナカモトがホワイトペーパーの著作権登録申請、ビットコインSVが急騰

未だ正体が明らかになっていないビットコインの創設者「サトシ・ナカモト」を自称するCraig Wright氏が、ビットコインのホワイトペーパーの著作権を米国に申請していたことが暗号資産メディア「Coingeek」のプレスリリースで明らかになった。
この報道を受けて、Wright氏が「本物のビットコイン」と主張するビットコインSVの時価総額は一時的に120%の高騰を見せた。
一貫して自身が「サトシ・ナカモト」であることを主張してきたWright氏は、2008年に公開されたビットコインのホワイトペーパーを自身の名義で登録し、「サトシ・ナカモトは自分自身である」と政府への書類上で明記して提出した。
Coingeekによると、今回の申請の背景には、プロトコルレベルの開発者グループによって、ビットコインのオリジナルのデザインの質が台無しにされていることに愕然とし、「ビットコインの生みの親」として正体を明かすことで解決しようと考えているという。
一方、米国の暗号資産シンクタンクである「CoinCenter」のディレクター、Jerry Brito氏はツイッターで次のように指摘した。
「著作権登録とはフォームに記入するだけだ。米国当局は信憑性を調査せずに申請の登録を認めることができる」
著作権登録を行ったとしても、Wright氏がサトシ・ナカモトであるとする証拠にはならないという見方を示した。
ビットコインSVは、執筆時点(5月23日午前10時)で、前日比61%以上も上昇している。