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ビットコインのGoogle検索数が1年ぶりの高水準に

特定のキーワードがどれくらい検索されているのか調査できるサービス「Googleトレンド」によると、先週からの暗号資産市場の上昇傾向を受けて、Bitcoinの検索数が、ここ1年で最も高い数値となっていることが分かった。
Googleトレンドのビットコイン検索数の推移を見ると、4月末と、ここ数日を比べると2倍以上も検索数が上昇するという結果が出た。
ビットコイン価格の推移と検索数の相関関係も見られ、暗号資産への関心が再び高まりつつあることが推測される。
また、ビットコインの検索数が多い国のランキングは、意外にもナイジェリア、南アフリカ、ガーナとトップ3がアフリカであった(注:アメリカは18位、日本は66位)。
この要因として、アフリカ地域における銀行の整備が不十分であることが挙げられる。
総務省の調査では、2014年時点でのアフリカでの携帯電話加入率は85%であるのに対し、日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によると2016年時点でのアフリカの銀行口座普及率は20%未満と非常に少ない。
こうした銀行へのアクセス手段のない人々の多さが、取引において銀行口座を介する必要のない暗号資産の普及につながっているという見方も出てきている。
例えばジェトロの調査によると、ケニアでは電子マネーの利用者数が2016年時点で人口の約70パーセントに達しており、銀行の普及以上に電子決済のシステムが発展している。
また、南アフリカでは暗号資産決済を受け入れるレストランや企業がいくつもあり、暗号資産の需要の高さが伺える。
アフリカではモバイル機器の普及が進む一方で、銀行インフラ整備の遅れが暗号資産の人気の高さにつながっているようだ。