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イーサリアムの共同創設者、PoS導入した際の報酬額詳細を提案

イーサリアム(ETH・イーサ)の共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は、20日、「プルーフオブステーク(Proof of Stake, 通称PoS)」を導入した際の報酬について「Github(ソフトウェア開発のプラットフォーム)」上で提案した。
PoSとは、「コインの保有量(ステーク)の割合に比例し、ブロックを新たに生成・承認する権利が得られる」という仕組みを備えたコンセンサス・アルゴリズムで、ステーク量が多いほどブロックの承認権が得られやすくなる。
ブテリン氏の提案では、例えば、世界中でステークされたイーサが100万イーサだった場合、最大18万1019のイーサが、毎年、新たに発行され最大18.1%のリターンが見込めるという。
世界中でステークされるイーサが1億3421万7728になった場合、年間最大発行量は209万7152、リターンは1.56%となっている。
もし3200万イーサが世界中でステークされたら、イーサのインフレ率はビットコインの3.94%に近づくことになるという。
現在、時価総額2位(記事執筆時点)のイーサは、PoSへの移行に向けて動き出している。
ブテリン氏は以前、PoSとシャーディング(ブロックチェーンの取引処理を分割してスケーラビリティ問題を解決する技術)でブロックチェーンの効率は1000倍上昇すると述べている。
一方、ビットコイン開発の功労者であるアダム・バック氏は、PoSについて「機能しないし、機能したとしても望ましくない」と否定的な見解を示している。