2019.04.12
11日、ブロックチェーンスタットアップ企業の「Blockstack」が米証券取引委員会(SEC)の規制の下で5000万ドル分のトークンを発行して資金調達を目指していることが分かった。
承認されれば、暗号資産業界で初めて「SEC公認」でトークン発行をすることになる。
Blockstackのトークン発行は、SECの「レギュレーションA+」という枠組みで行われる。
すでに「ハーバード大学の基金」、「Lux Capital」「Foundation Capital」などがトークンを購入することに合意している。
Blockstack のアリCEOは、SEC公認トークン発行の意義について「最近、米国市場は規制面での不透明感から仮想通貨プロジェクトに後ろ向きだ。この領域でのイノベーションに米国市場がオープンになることを信じている」と、述べた。
アリ氏は、SECの規制に遵守するべく弁護士を雇って調整中で、SECが今月3日に発表した特定の暗号資産が「有価証券かどうか」について基準を定めたガイドラインにもBlockstackのトークンは従っているという。
市場関係者の間では、トークンでの資金調達という面だけでなく、分散型のエコシステムを盛り上げる上で「業界の前例になる可能性がある」とみられている。