暗号資産取引所コインベースがJPモルガン抜き人気の就職先に

求人情報SNSのリンクトイン（LinkedIn）が、2019年人気企業ランキングの第35位に、米最大手暗号資産取引所コインベース（Coinbase）をランク付けした。
従業員による企業の人気度を示すランキングは上位50社が選出され、コインベースは暗号資産関連企業で唯一ランク入り。
44位だったJPモルガンなどを差し置いて、ランキングに食い込んだ。
コインベースには600人のスタッフが働き、大部分がエンジニアリングやIT、人事の分野を担当する。
従業員の給与は、希望に応じて部分的もしくは全てがビットコイン（BTC）で支払われ、現在は従業員の4割が給与の一部を暗号資産で受け取っている。
コインベースの福利厚生は特徴的で、個人的な治療などに関して年間最大5000ドル（約55万円）が特別に支給される制度がある。
例えば、女性従業員には家族づくりと仕事への集中を選択しやすいよう、卵子凍結保存の費用手当などが支給されるという。
ランキングは、「求人への関心」「企業への興味」「社員に対する注目度」「社員の定着率」の４軸で分析。
1位はグーグルの親会社アルファベット、2位はフェイスブック、3位はアマゾン、と米国の巨大ハイテク企業がトップ3を占めた。
一方、JPモルガンのほか、ツイッターは36位、インテルは37位で、コインベースを下回った。
コインベースは2018年９月に行われた英国版の人気企業ランキングに登場。
当時ランク入りしたリップルとジェミナイは今回ランクインしなかった。