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フェイスブック、暗号資産開発促進のためベンチャーキャピタルから巨額資金調達計画か

フェイスブックが暗号資産の開発促進のため、複数のベンチャーキャピタル(VC)から資金調達を目指していると米国の有力紙ニューヨークタイムスの記者がツイッター上で明らかにしたとコインテレグラフが9日報じた。
ビットコインの実相について掘り下げたルポルタージュ「デジタル・ゴールド」の著書でもあるナサニエル・ポッパー氏が関係者の話として8日に伝えた。
ポッパー氏によると、フェイスブックは10億ドル(1110億円)の調達を目指しているという。
ポッパー氏は、VCから資金調達する意義を「外の投資家から資金を集めることで、フェイスブックのプロジェクトがより分散化され、フェイスブック自身によるコントロールが少ないという見せ方を促すことができる」と、ブロックチェーン技術の分散型精神になぞらえながら解説した。
なお、プロジェクトは、複数の法定通貨にペッグされた安定通貨(ステーブルコイン)の開発を目指しているという。
フェイスブックは2018年5月以来、自社のブロックチェーン開発部門に力を入れているほか、同12月には、ブロックチェーン上で契約をプログラム化する「スマートコントラクト」企業のChainspace(チェーンスペース)を買収した。
自社のチャットアプリWhatsapp(ワッツアップ)で友人や家族同士が瞬時に暗号資産を送れる仕組みの構築にも取り組んでいるとみられている。