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インド政府…コーヒーの生産販売にブロックチェーン技術を活用へ

28日、インド政府商工省(MCI)のコーヒー委員会が、生産者と購買者とを直接結び付け、中間業者を削減するため、ブロックチェーン基盤の電子商取引アプリのテスト版を公開した。
MCIのプレスリリースにより明らかになった。
このアプリは、インドで生産されるコーヒーについて、「豆」から「コーヒーカップ」までのサプライチェーン(製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れ)の透明性と、トレーサビリティ(物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態)の向上を目的としている。
海外メディア「ビジネス・ライン」によると、インドには35万人以上のコーヒー生産者がいるという。
今回のアプリでは、まず限られた生産者のみが参加するパイロット版として4~5ヵ月間運用する予定としている。
アプリテストが成功した場合、インド全体のコーヒー生産者に対象が拡大される予定だ。
コーヒー豆の栽培から様々な過程を経て小売店舗に達するまでプロセスが複雑で混載のヒューマンエラーや偽造が発生しやすくなる。
ブロックチェーン技術によってサプライチェーンの各プロセスにおいてコーヒー豆の動きを確認出来るため、役立つと考えられる。
この一連の流れによって、スピード感を保ながら、ミスや偽造をなくすことができるようになると期待されている。