2019.03.25
SBIホールディング(東京都港区)が22日、暗号資産のマイニングチップ製造とマイニングシステム開発を行うSBI Mining Chip(SBIMC)を設立したと発表した。
米国の大手半導体素子メーカーと連携し、システムの製造・開発などを進める。
また、自社のマイニング事業に活用するほか、製品の外販を検討している。
具体的な製品の完成時期や外販の開始時期は非公表。
同社の代表には、暗号資産ウォレットアプリ「BRD」を開発するスイスのBreadwinner AG(BRD社)共同創業者兼CEOのアダム・トレイドマン氏が就任する。
SBIホールディングスは、暗号資産取引所の運営やブロックチェーン関連事業など、デジタル資産を基盤とする様々な事業に取り組んでおり、今回の企業設立は2017年から本格的に取り組むマイニング事業をより一層、持続可能なものにする狙いがある。
なお、マイニング事業はこれまで、子会社であるSBIクリプトインベストメント(東京都港区)の出資先で、風力発電によるマイニングを行うLancium社(本社・カナダ)などと連携して進めてきた。