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米国大手金融JPモルガンが米国「初」となる独自暗号資産の発行へ

米国メディア・CNBCによると、米国の大手銀行・JPモルガン・チェースがアメリカ国内初となる独自暗号資産を発行したことが明らかになった。
「JPMコイン」と名付けられたJPモルガンの独自暗号資産は、ステーブルコインに似た特徴を有しているという。
顧客は、まず銀行に米国ドルを預金した後にコインを新規発行してもらい、顧客が支払いなどでコインを使用すると、銀行がコインを使用不可にし、銀行が同等額の米国ドルを支払先の顧客に支払われるという仕組みだ。今後、JPMコインは、企業や銀行などの大手の顧客に限定して提供されるという。
JPモルガンのブロックチェーン・プロジェクトの代表・Umar Farooq氏は、「このアプリケーションの応用範囲は終わりがない。企業や機関など分散型台帳を持っているところならどこでも利用することが可能だ。」と述べ、強気の姿勢を見せた。
JPモルガンといえば、これまでにCEOのJames Dimon氏によるビットコインに対する批判的な発言が度々メディアで取り上げられ、暗号資産に懐疑的な立場を取っていると見られていた。
しかし、今回、1日に約660億円もの取引量を誇る大手銀行が独自暗号資産の発行に踏み切ったことは業界の関心も大きく、この動きに期待を寄せている声も多いようだ。
JPMコインを利用したサービスは、数か月後にトライアルベースで開始される。