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ナスダック、一部の暗号資産取引所に市場監視技術を提供

米株式市場ナスダックは、独自の市場監視技術を、7つの暗号資産取引所に提供していることや、取引所の信頼性を判断する審査プロセスの詳細を1月30日公表した。
なお、公開されている取引所名は2社あり、一つは、昨年4月時点にウィンクルボス兄弟が運営する暗号資産取引所ジェミニが、また、昨年6月に、日本のSBIバーチャルカレンシーズがSMARTSを導入していることが明らかになっている。
今回ナスダックは、暗号資産に独自の市場監視技術を提供する監査基準を公表し、主に以下のような点を挙げた。

・取引所のビジネスモデル
・KYC/AMLの確認
・取引所のガバナンスと管理権限
・取引されている銘柄の評判
・取引所の組織構造
・創設者の職務履歴(技術系、金融系など)
・上場基準の有無

ナスダックの取引・監査部門ディレクターTony Sio氏は、この様な審査プロセスを設ける理由として「我々の顧客は知名度の高い企業が多かったため、大掛かりな審査プロセスは必要なかった。しかし、スタートアップなどと連携する中で、確立された確認プロセスの必要性が明確になった。暗号資産はこれから伸びる資産クラスだと見ているからこそ、今私たちは暗号資産に技術提供などの形で携わっている」と語った。