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コインラブ、マウントゴックスに1兆7000億円を請求

米国web掲示板Reddit、2月2日の投稿によると、米国のハイテク企業コインラブは、暗号資産取引所のマウントゴックスに対し、1兆7000億円にも上る請求をしていることが明らかになった。
コインラブは、2012年、北米の顧客に対応するため、独占的ライセンス提携の合意書をマウントゴックスと締結。
しかし提携はわずか4カ月で破談、翌年マウントゴックスに対して約81億7500万円の損害賠償を求めて裁判を提起していた。
今回Redditに投稿された情報によると、コインラブが請求している額は、契約に含まれる収益分配条項に基づく収益分配請求権、契約違反に基づく損害請求権、遅延損害金を合わせて1兆7000億円にも上り、当初の請求額から200倍以上の額になる。
一方、マウントゴックスは、2018年6月に民事再生を開始。
管財人の小林信明氏によると、同社は昨年9月、260億円相当のビットコインと、ビットコインキャッシュを売却済みで、ウォレットには約517億円相当のビットコインと約21億円相当のビットコインキャッシュが残っているとみられる。
今回明らかになったコインラブの巨額請求が通るようなことがあれば、円、ビットコイン、ビットコインキャッシュの全てを合わせても請求額に達しないのは明白である他、返済を待っている債権者に一銭も返ってこない可能性が浮上した。
コインラブの存在は、マウントゴックスの金を債権者に返済する上で最大の障害となっており、裁判の判決が一刻も早く待たれるところだ。