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UAEとサウジアラビアが共同暗号資産の発行を正式に決定

アラブ首長国連邦(UAE)の通信社Emirate News Agencyの本日付けの報道により、UAEとサウジアラビアが、暗号資産を共同で発行することが明らかになった。
UAEとサウジアラビアは、両国間が経済的、社会的かつ軍事的統合を目指す共同ビジョン「Strategy of Resolve(決断戦略)」を発表した。
このことは昨年末の本サイトの報道でも(12月14付)計画は既に明らかになっていたが、今回正式に決定した。
具体的には、金融市場、観光業、航空業、セキュリティーなどの7つの分野において二国間の統合を目指す戦略的なイニシアティブが記載されている。その中のひとつとして公表されたのが「共同暗号資産の発行」である。
「サウジエミラテ・パイロット・クリプトカレンシー(Saudi-Emirati Pilot cryptocurrency)」と名付けられたこの暗号資産は、銀行を対象にブロックチェーン技術の理解を促進し、より円滑なクロスボーダー送金を実現するために、実験的に用いられることになるという。
また、消費者利益の保護や技術スタンダードの創設、サイバーセキュリティーリスクへの対応なども目指すという。
当サイト1月9日付けの記事で、アリペイがマレーシアとパキスタン間で、ブロックチェーン技術を用いた国際送金サービスの開始準備をしているとお伝えしたが、これから国際送金システムの立ち上げ競争が激化していくと見られる。