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ビットコインの大量休眠保有者「ビットコインクジラ」の動きが活発化

ビットコインネットワークには、大量の資金を保持したまま取引が長い間行われていない「休眠状態」のアドレスがたくさん存在する。
このような存在を、投資家の間では「ビットコインクジラ(Bitcoin Whales)」と呼ぶ。
情報サイトBloombergが12日報じたところによると、米ベンチャー企業「フリップサイドクリプト(Flipside Crypto)」のリサーチで、最近取引が行われていなかったビットコインアドレスが、ここ数か月でにわかに活発化していることが判明した。
これらアドレスの多くは半年以上、長いものでは2年半以上も取引を行っていなかったが、昨年10月から頻繁に資金の移動が観測されており、過去1ヶ月で取引を再開したアドレスは、ビットコイン全体の60%以上を占めていると報告されている。
さらに、同機関のデータサイエンス部門主任のEric Stone氏の分析によれば、昨年の夏以降アクティブなビットコインが40%増えており、類似の動きは2015年〜2017年にも観測されたという。
その後、2017年12月にビットコイン価格は220万円を超え、一時的なピークに達した背景もあり、今回の大量保有者の動きは、市場に大きな影響を与える可能性があるため注目されている。