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続報 イーサリアム・クラシック攻撃、損失額は1億円超

米国の大手暗号資産取引所コインベースは8日、51%攻撃を受けた問題でイーサリアム・クラシック(ETC)の損失額が110万ドル(約1億2000万円)に上ると発表した。
イーサリアムから派生したETCが、一部マイナー(採掘者)による攻撃を受け続けている。
昨日もお伝えしたが「51%攻撃」とは、悪意のあるグループまたは個人によって、ネットワーク全体のハッシュレートの50%以上を支配することだ。
過半数を支配することにより、不正な取引が行われる危険性がある。
イーサリアム・クラシック・コーペラティブの米国担当ディレクターAnthony Lusardi氏は8日、金融ニュースサイトBloombergの電話取材に対し「実際に起きたことであり、コインベースの発表はどれも正確だ」と語った。
コインベースはイーサリアム・クラシックの取引を停止しており、日本でもコインチェックとビットフライヤーがETCの入出金を一時停止している。
データ提供元であるCoinmarketcap.comによると、同暗号資産は9日現在時価総額で18位だが、先週以降で約7.3%値下がりしている。
FXcoinのシニアストラテジスト松田康生氏は、今後、規模の小さいコインの淘汰がなされ、51%攻撃の危険と隣り合わせのPoWからPoSへのシフトが進むだろうと分析。
また、PoWを採用していない暗号資産リップル(XRP)に一時的に買いが入るだろうと予想した。