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ブロックチェーンを使った防犯カメラが発売

米IOT機器のプライバシー技術プラットフォームIoTeXと、米大手防犯カメラメーカーであるTenvis Technologは、世界初となるブロックチェーン技術を搭載した屋内防犯カメラ「Ucam」をAmazonで販売開始した。先月29日、プレスリリースで発表した。

発表によると、Tenvis TechnologyはIoT機器のプライバシー技術を専門とするIoTeXと提携し、「ブロックチェーン」「エンドツーエンド暗号化」「エッジコンピューティング技術(センサーやデバイスなどからのデータを、発生した現場に近い場所で処理する技術)」を応用したカメラUcamを開発。このカメラには、所有、制御、および共有することの自由を獲得するための、侵入不可能なセキュリティとプライバシーを提供するシステムを搭載している。

ユーザーが独占的に所有、制御、共有する透過性のないセキュリティとプライバシーを提供するシステムを搭載している。

IoTeXのCEO、Raullen Cha氏はUcamについて、「私たちは、Ucamで初めて100%プライベートなコンシューマ製品をマスマーケットに提供できたことを誇りに思います」「Ucamを使うことで、親や介護者、ペットの飼い主などは、スパイされることを心配することなく、愛する人を守ることができます」「Ucamの所有者と許可されたユーザーだけが、あなたのUcamとビデオにアクセスすることができます」と述べた。

Ucamは、1080pのHDビデオ、360度カバー、動体検知アラート、ナイトビジョン、双方向オーディオなど、現在市場に出回っている主要な防犯カメラの全ての機能を備えている。

またUcamは値段も手に入れやすく、現在Amazonでは50ドル以下の価格で売られている。

Ucamでは、ユーザーのデータが復号化されるのはユーザーのデバイス上だけとなっている。また、送られてきたデータはユーザーのみが所有できる。

セキュリティを高くするために、ハッキングすることが不可能な1対1のブロックチェーン秘密鍵を使用してエンドツーエンドで直ちに暗号化されるという。

画像:Shutterstock