拡がるリップルネット｜クウェート国立銀行で採用、サービス提供開始へ

クウェート国立銀行（NBK）は27日、「Ripple Net」（リップルネット）を基盤とした国際送金サービス「NBK Direct Remit」のリリースを発表した。
リップルネットは、アメリカのソフトウェア企業「Ripple」（リップル）が提供している分散型台帳技術を活用した国際送金システムネットワーク。
NBKの発表によると、リップルネットを活用した国際送金サービスを提供するのは、クウェート国内の金融機関で同行が初めてとのこと。
同サービスを活用することで、クロスボーダーの送金が数秒で完了し、24時間365日いつでも可能になる。
NBKの担当者によれば、将来的にはヨルダンをはじめとする他の国へとサービスを拡大していく予定だと言う。
なお、今回のようにリップルネットを活用する企業や金融機関は世界的に増加傾向にある。
例えば先月には、マレーシアの大手金融機関「CIMB」がリップルネットに加盟しており、他には日本の「三菱UFJ銀行」がリップル社の技術を活用して、日本とブラジル間で使える新しい国際送金システムの構築に取り組むと発表されていた。