2018.12.27
The New Indian Expressが12月26日に報じた記事によると、匿名で取材に応じた政府高官が次のように語ったという。
「政府内には仮想通貨を完全に違法として規制することはできないというコンセンサスがある。仮想通貨は厳しい添え書きとともに合法化される必要がある」。
今年4月、インドの中央銀行であるインド準備銀行(RBI)が、金融機関による暗号資産取引を禁止すると発表。また10月にはインドで初めて暗号資産ATMを商業施設に設置したウノコイン(Unocoin)の共同創業者が逮捕されるなど、インドでの暗号資産の法的扱いが注目されていた。
eToroのシニアアナリストであるMatti Greenspan氏は先月、「インドは仮想通貨業界にとって最もポテンシャルを秘めた国」と指摘。
一昨年にインドのモディ首相が、インドの高額紙幣の86%を廃止したのは記憶に新しい。
キャッシュレス化が急速に進むインドで、今回の暗号資産に対する高官の発言が、膠着するインドの好転材料になるかもしれない。