バンク・オブ・アメリカがブロックチェーン技術を特許申請

アメリカ合衆国ノースカロライナ州に本社を持つ銀行バンク・オブ・アメリカ（Bank of America Corporation, BofA）が、現金処理改善のためのブロックチェーン技術を使ったシステムを特許化しようとしている。
12月25日、アメリカ合衆国特許商標庁（United States Patent and Trademark Office, USPTO）が公開した特許申請で明らかになった。
この特許は2017年6月22日に提出されたもので、「データ保有記録によって管理される銀行システム（Banking systems controlled by data bearing records）」というものだ。
BofAは、銀行の膨大な業務にかかわる現金処理業務について、依然としてコミュニケーション上の問題があると指摘し、ブロックチェーン技術がこれを解決するのに役立つと述べ、特許申請書の中で出願した背景として、
「現金処理装置は、現金の引き出しおよび預け入れを容易にするなどの様々な機能を提供するために、オペレーティングセンターおよびその他複数の場所で使用され得る。しかし、
銀行業務および他の業務をサポートしながら、様々な関連するコンピュータシステムを効率的かつ効果的に最適化している技術と上記の現金処理装置を統合することは困難である」と記している。
そして特許の概要として、「本開示の態様は、現金処理装置および様々な関連するコンピュータシステムの技術的動作を最適化することに関連する技術的問題を解決し克服する、効果的、効率的、スケーラブル、および便利な技術的解決策を提供する」と記した。
BofAは仮想通貨に関連する特許において、IT界のパイオニアであるIBMを凌ぐ50以上もの特許を出願している。