Facebookが独自の仮想通貨発行を計画中

世界最大手のSNS運営会社「Facebook」が、自社のメッセンジャーアプリ「WhatsApp」（ワッツアップ）内で送金できる仮想通貨を独自開発していることが明らかになった。
「ブルームバーグ」が21日に報じた内容によると、同社はUSドルなどの法定通貨を価値の担保とすることで価格変動リスクを抑えた「ステーブルコイン」を開発中だという。
さらに、開発した仮想通貨を投下する最初の市場としてインドを選択する可能性あるという。同国は、WhatsAppユーザーが2億人を超え、2017年には約690億USドルもの送金が行われた。
ただし、開発自体は戦略の策定段階にあるため、具体的なプロダクトがリリースされるまでは時間がかかりそうだ。
なお、Facebookは今年5月に、決済プロバイダ大手「PayPal」の元社長を筆頭としたブロックチェーン部門を新設しており、現在は40名ほどのチームに拡大している。