オランダが仮想通貨取引業者にライセンス取得義務化へ

オランダ大手新聞のDeTelegraafによると11日、オランダの中央銀行・De Nederlandsche Bank（以下、DNB）が、オランダ内で仮想通貨のサービスを提供する業者に対し、ライセンス取得の義務付けを検討していることが明らかになった。
ライセンス取得の義務化が実現すれば、仮想通貨取引業者は、不審な取引をDNBへ報告する義務やユーザーの本人確認の遂行などが求められることになる。
DNBが「非中央集権的で匿名性のある仮想通貨市場は、マネーロンダリングの標的になる」と述べているとおり、実際に過去2年で8800万ドル以上が各国の仮想通貨取引所でマネーロンダリングの被害を受けているとWall Street Journalが報道している。
DNBは、ライセンス取得の義務化により、マネーロンダリングや仮想通貨を利用したテロリズム組織への資金提供の防止を目指すという。