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米国取引所コインベース運営のウォレットがイーサリアムクラシック(ETC)対応へ

米国の大手仮想通貨取引所・Coinbaseが提供するウォレット「Coinbase Wallet」がイーサリアムクラシック(ETC)に対応することを27日、公式ブログで発表した。
イーサリアムクラシック(ETC)は、現在、時価総額ランキング18位に位置し、2016年にイーサリアム(ETH)からのハードフォークにより生まれた仮想通貨だ。
Coinbase Walletは、数日の間にアップデートが実施される予定で、アップデート完了後、イーサリアムクラシック(ETC)の送金や受取、残高確認ができるようになるという。
また、既存のCoinbase Walletユーザーは、「現在のイーサリアム(ETH)のアドレスがイーサリアムクラシック(ETC)のアドレスになる」と発表した。
Coinbaseでは、今年の8月上旬からイーサリアムクラシック(ETC)の取り扱いを開始している。

日刊仮想通貨の見解

この報道が関係してからか、イーサリアムクラシック(ETC)の価格は前日比で13.6%(日本時間11/29 4時頃)の増加となった。
Coinbase Walletは、イーサリアムやERC-20トークンなどに対応している人気のモバイルウォレットだ。
今回の発表により、複数の仮想通貨の取引を行うCoinbase Walletの既存ユーザーにとって、同ウォレット内で一元管理が可能になり、利便性の向上に繋がるだろう。
また、数か月前にCoinbaseで取り扱いを始めたばかりのイーサリアムクラシック(ETC)に興味を持つCoinbase Walletユーザーにとっても、取引しやすい環境が整ったことになる。
Coinbaseは、時価総額上位のRippleやEOSよりも先にイーサリアムクラシック(ETC)の取り扱いを開始していることから、今後も引き続き協力体制が続くとみられる。
イーサリアムクラシック(ETC)にとっても、2000万人以上の口座を保有し、来年に日本進出を控える米国最大手のCoinbaseによる後ろ盾は心強い。
巻き返しを図るべく、Coinbaseとの連携による新サービスにも期待したいところだ。